まいど、マブネコです(‘ω’)ノ
この記事では、銀行員の一つのステータスでもある「年収1000万円」というテーマについて語っていきます。
特に若手の銀行員さんは、
- 銀行員は誰でも年収1000万円まで上がるって聞くけど、本当なの?
- 年収1000万円の金持ち生活ってどんな感じなの?
っていう興味がビンビンかと思います。
是非是非リアルで生々しいマブネコちゃんの
ぶっちゃけトークにお付き合いください(*´ω`*)
銀行員の平均年収ってどんなもん?
まずは、銀行員の平均年収について一応整理します。
年度によって若干前後しますが、銀行員全体の平均年収は大体600万円くらいです。
諸々のデータを見ると、業態別では、
- 大手行:750万円
- 地銀:620万円
- 第二地銀:550万円
- 信金:600万円
と出ています。
公表されている金融機関毎のランキングなんかでは、SMBC、三菱UFJ、横浜、スルガ辺りが上位に上がっています。
ただですね・・・
平均年収を見ても、実態は全く分かりません!
- 総合職も一般職もごちゃまぜ
- 年齢バラバラ
- グループ内で組織が違う
- 出向などの扱いもある
色んな要素が絡み合っていて、
とても正確に計れるような代物ではないんですよね。
はっきり言って平均年収なんて
何のアテにもなりません。
そこで、本記事では「総合職が年収1000万円に到達するのはいつ?」という観点で、銀行を退職済みの僕の目線で、リアルなところを切り取っていこうと思います!
銀行員が年収1000万円に到達する年齢目安
総合職といっても業態毎でもまた結構な差があるので、
- メガバンク(大手行)
- 地銀
- 第二地銀・信金
に大きくグルーピングして見ていきます。
メガバンク行員が年収1000万円を稼ぐには?
就職活動でメガバンクを検討している学生が、一番気になっているだろう質問がこちら。笑
「メガバンクって、30歳で全員年収1000万円いくって本当ですか?」
しかし、現役行員に聞いても大体はぐらかされて終わりなので、
退職者ならではの特権で、僕がガチな回答をしましょう(‘ω’)ノ
・・・
・・・・・・
・・・
・・・7割方、正解です(*´ω`*)
ちなみに、詳細まで覚えていませんが、
マブネコは29歳で800万円、30歳で900万円くらいだった記憶です。
メガバンクの給与仕組みについては
割と熟知していますので、以下具体的に解説しちゃいます。
前提として、銀行毎に多少給与テーブルは違いますし、各人で残業の程度(残業代がちゃんと支払われるかどうかを含む)、ボーナス査定などは異なります。
また、業績次第で銀行全体のボーナス総額も変わりますし、そもそも制度見直しも入ります。
そんなこんなの前提ですが、
結論だけサクっといきます(‘ω’)ノ
メガバンクの若手行員の給与水準は
大体こんな感じ↓になっています。
<メガバンク若手行員の年収体系>
役職の名称は銀行毎に異なりますが、
位置づけは大体どこもこんな設計になっています。
3年目くらいまでは、銀行員とは思えないくらいに低年収。笑
そこから5年目くらいまでは、まあまあのお給料に。
アラサー入りして一人前の担当者になると、
同年代と比べて結構な高給取り感が出てきますね。
んで。
話題の年収1,000万円は、順調に昇進すれば30歳を超えたくらいで達成できます。
「支店長代理」とか「課長代理」、「調査役」は、全員がすんなりなれる訳ではありませんが、
普通に活躍していれば昇進できるような役職です。
仮に一発で昇進できなくても、1~3年後にはほぼ全員がなっている役職です。
だから、30歳で年収1000万円というのはちょっと早いくらいのペースですが、
30代前半では、多くのメガバンク行員が1000万プレイヤー入りしますね。
その先は、出世競争が本格的に始まります。
課長や位の高い調査役などになれるかどうかで、年収水準は大きく変わります。
余談ですが、僕が個人的に面白いと思うのは、昇進のタイミングと転職したいタイミングが結構重なっていることです。
「このまま銀行に残れば、高い給料用意しまっせ?」
暗にこういうメッセージが放たれていることが、ひしひしと伝わってきませんか?笑
地銀行員が年収1000万円を稼ぐには?
地銀に関しては、一括りには語れず、
規模毎で体系が大きく異なります。
横浜銀行など大手の地方銀行は、
メガバンクにほぼ近い水準になっています。
恐らく30代半ば~後半くらいで年収1000万円に乗ってくるでしょう(‘ω’)ノ
一方で、地方の第二地銀であれば、カテゴリー的には次の信金と同等。
限られた人材しか、年収1000万円まで到達しません。
総じていうと、地銀行員の年収1000万円到達はマネジメントの少し上の層(次長クラス)になった頃です。
年齢でいうと、40代半ば~50歳くらいのタイミングになります。
課長クラス(30代後半~)で900万円、
マネジメントではない担当者だと700万円くらいが相場です。
信金職員が年収1000万円を稼ぐには?
信用金庫の職員が年収1000万円を稼ぐのは結構ハードルが高いです。
マネジメントの上の方(部長、支店長の中でも上位)で、やっと年収1000万円というところですね。
年齢的には50代~と入ります。
支店長でも、標準的な規模の支店では800~900万円くらい止まりになります。
上述の通り、第二地銀もこのくらいの年収設計が一般的ですね。
<まとめ:業態毎の銀行員の年収1000万円到達タイミング>
なかなか分かりやすい比較表ができました!笑
一括りに「銀行員」といっても勤め先で差が大きいですね。
そして…こうして見ると、メガバンク行員はだいぶ貰いすぎですΣ( ̄□ ̄|||)
メガバンク銀行員には出向リスクがある・・・
しかし、そんなメガバンク行員には、50代(早ければ40代)には「出向」という一大イベントが待ち構えています。
ポストの数は限られていますから。
役員にならない銀行員(99%)は、いずれ出向せねばならない訳です。
50代のメガバンク行員の年収は、
出向先次第でかなり変わってきます。
- 評価の高い行員は銀行時代と変わらず、1000万円を遥かに超える年収水準を維持
- 一方で、低評価の行員は700万円くらいまで年収がダウンし、出向先で使えない扱いをされる
若手に対しては年収アップを餌にして優秀人材の確保を図り、
おじちゃんに対しては「片道切符の島流し」を脅し材料にしっかりとケツを叩く。
素晴らしいほどに「仕組み」として、モチベーション管理を徹底しているのがメガバンクという組織です。
ちょっと脱線してしまったので話を戻すと…
メガバンク行員は年収1000万円到達はかなり早いですが、この「出向」制度を踏まえると継続性という観点では不安定です。
詳細は僕も把握できていませんが、
退職金も非常に少ないとご年配の方々は口を揃えて仰っています。
・・・なんてことを考えると、
他業種の大企業と生涯年収はさほど変わらないと私は思料いたします。
年収1000万円の生活ってどんな感じ?
「年収1000万円ってどんな生活できんだよ?」
「激アツ生活じゃねーのかぁ?」
という質問も、就活生や若手行員からちらほら聞きますので、年収1000万円の生活実態についても少し言及していきましょう。
端的にいうと・・・普通に良いです(‘ω’)ノ
独身者の場合は、確かに激アツですね!!笑
アラサーの独身だと、年収800万円くらいからだいぶ生活に余裕が出てきます。
毎月20~30万円使っても、
年間で100~200万円貯金できるような感じになります。
- 飲み歩き
- 高級店
- タクシー利用
- 海外旅行
- ブランド品購入
などなど、余裕で無駄遣いができます(‘◇’)ゞ
独身で年収1000万円を超えてくると、
もはやあんまりお金のことを気にしなくなってきます。
胸を張って「独身貴族」入りしたと言って良いでしょう。
ただ、所帯持ちの場合は、
年収1000万円くらいだと「普通に良い」くらいですね。
銀行員の奥さんは専業主婦のケースが多く、
また、住居や教育に結構お金をかける傾向が強いです。
タワマン購入、私学入試などは普通です。
そのため、そこまで普段の生活を豪華にしている家庭は多くありません。
とはいえ、何においても大体の選択肢は選ぶことができ、将来的な経済不安はほぼ皆無となりますね。
「若い頃は色々転職とかも考えたけど、年収1000万円超えてからは完全に考えなくなったなー。」
30代半ばの先輩がいつか呟いていたこんな一言が結構印象的でしたが、
まさにそんな感じですね。
ちなみに、共働きの家庭であれば
経済的にはサラリーマン層で最強クラスになってきます。笑
億ションとかが、現実的に目に入るようなります。
激務銀行員にとって年収1000万円は妥当か?
じゃあ銀行員で年収1000万円のコスパが良いかというと・・・怪しいところです。
入ってくるものは大きいですが、
その分、非常に激務ですので。
僕は割に合わないという判断をしましたし、銀行を退職したときに相談した先輩方も「30代はコスパで考えるとそんなに良くなかったなぁ」と言っていました。
■参考記事↓
同じ年収1000万円を稼ぎたいなら、
別の方法でも現実的に十分可能です。
銀行員にしがみつくという道の他にも、ご検討してみてください(‘ω’)ノ
夫婦共働きで「稼ぐ」という選択肢
周知の事実ですが、年収850万円を超えた辺りから税金等の負担は非常に大きくなり、
額面以上に手取りは増えなくなります(^_-)-☆
- 一馬力で年収1300万円
- 共働きで夫:年収700万円、妻:年収600万円
額面は同じですが、どっちが得かと言えば確実に後者の方が手取りは大きいですね。
旦那目線では、共働きの場合には家事や育児なども行うので
忙しさはあまり変わらないかと思います。
それでも激務にひたすら耐えるのと比べて、どっちが向いているのか?という議論は自分の中でしてみても良いかもしれませんね。
副業マッタリーマンで健全に「稼ぐ」という選択肢
僕の今のワークスタイルがまさにこれです。
銀行から転職してもう4年以上経過していますが、転職後の給与は未だに銀行在籍時の水準には遥かに届いていませんw
でも、所得ベースでは、もし銀行員を続けていた今よりも余裕で多く稼いでいます。
そして、心身ともに健康で、
現状に不満や悩みはほぼありません。
副業で稼げるようになるかはもちろん不透明ではありますが、銀行の世界でそれなりに成果を残してきた人なら、個人で事業をやっても成功できる可能性は高いと思います。
しかも副業なら、銀行さんが大好きな「収入の安定性」もキープできます。
ただし・・・既に激務環境にいるならば、環境を変えないと副業ではなかなか稼げません。
銀行員でもできる副業もありますが、
何をやるにしても、それなりの時間と労力はかける必要がありますからね。
この選択肢を選びたいなら、まずはマッタリーマンへの転職がファーストステップになってくるかと思います。
まとめ
本記事のまとめです。
- メガバンク行員は、30代前半で年収1000万円に到達する
- 地銀行員は、勤務先次第でバラバラ
- 第二地銀や信金だと、お偉い支店長とかにならないと年収1000万円は見えてこない
- 年収1000万円の生活は普通に良い
- ただし、激務銀行員のコスパに合うかどうかは別問題
- 共働きや副業マッタリーマンだって年収1000万円は狙える
価値観は人それぞれです。
銀行員で金持ち生活をエンジョイしている人もいれば、割に合わないと感じている人もいる。
年収1000万円で満足の人もいれば、足りないと思う人もいる。
その中で、僕は副業マッタリーマンという道を選びました(‘ω’)ノ
結果、銀行に残るよりも遥かに楽で、遥かに稼げる生活を送ることができています。
同じ道を検討される場合は、こちらの記事も是非ご一読ください!