まいど、マブネコです(‘ω’)ノ
この記事では、某メガバンクを8年目で退職した僕が「銀行員を辞めてよかった」と感じていることを、「銀行を辞めたい」と思っているあなたにお届けします!
僕の周りには、銀行員を辞めた人も、辞めようとして残留した人も沢山おりますので、
本音の部分をいっぱいお届けしてきたいと思います。
結論からお伝えすると・・・
- 本当に辞めたいなら、年収落ちても辞めて全く後悔なし!
- 辞めない選択肢を選ぶにしても、一回他社の話を真剣に聞いた方がいい!
です。
早速、本編に参りましょう!
銀行員を辞めたいと悩んでいる人のほとんどは、組織文化に不満がある
銀行員で「今の会社辞めたいなー」と思っている人って、どのくらいいるんでしょうかね?
僕の肌感では・・・
- 20代:8割
- 30代:4割
- 40代:2割
- 50代:1割
くらいじゃないかと見ています(‘◇’)ゞ
かくいう僕の周りも大量に退職しておりまして、入社同期とたまに集まると「なんで辞めたの?」という話題によくなります。
で、話を聞いていると大体は、銀行独自の組織文化の話に帰結します。
もちろんそれぞれに個別の事情はありますが、
やっぱり銀行の組織文化ってもう古いんですよね。
「これやれ!あれやれ!正しくやれ!」の指示を受けて、社畜のように動くのは平成初期まで。
「ミレニアル世代(1981年以降生まれ)」は、
自分が働く意味というのを大事にしたい訳ですよ( ̄ー ̄)!
ノルマや上下関係、無駄な会議には誰もがうんざりしている
うんざりしていることの代表例は、
- 毎期のしかかっている、とんでもないノルマ
- 体育会系文化に根差した、理不尽な上下関係
- 全く生産性を感じない幾多の無駄な会議
といった辺りですね。
まぁ、普通に誰しも嫌ですよね!笑
ただし、一定のマネジメント効果は確かにあるので、これらが今後なくなることはないと思います!!
僕は現在、真逆と言っていいほど
ゆるゆるの会社で働いていますが・・・
ぶっちゃけ余力有り余ってます(=゚ω゚)ノ
こんなクソ社員を作らないのが、銀行という組織の真面目な仕事っぷりだったりします。
なので、残念ながら今後も「社員の労働力を絞り切る」文化が変わる可能性はほぼないでしょう。
大なり小なりパワハラや挫折が決定打になることが多い
でも、僕は知っています。
この程度の不満でとっとと辞めてしまう程、銀行員はやわではありません!
言うても皆、メンタル強いです(‘ω’)ノ
そう。銀行で働くメリットと天秤にかければ、「あー辞めてー」とか言いつつも、なんだかんだで続けていくんですよ。
ところがっ!
何かきっかけとなる事象が生じると、
人はついに行動を起こします(‘◇’)ゞ
僕がストレスマックス状態でメンタルを痛めたように、小さな蓄積が溜まり溜まると、ちょっとした事件を機に辞めたい山は噴火するんですよ!
で、僕が今まで数多の退職者に聞いてきたデータによると・・・
そのほどんどがパワハラか挫折です。
どこまでをパワハラ、挫折と呼ぶのか難しいですが、大別すると少なくとも8割はこの類の理由で辞めてます。
- 納得のいかないことで怒られた
- 無理難題を投げかけられて、できないことを責められた
- 知らないことだらけで、とても処理し切れない
- 上司の判断があり得ない
- 肉体的に悲鳴を上げて、やむなく休むことになった
- 全く希望していない異動を強いられた
などなど。
皆、辞める理由を表立っては言いませんが、
結局のところ、決定打になるのはこんなことが多いです。
辞める最大の理由は、業務内容じゃないんです。
組織文化なんです(`・ω・´)
転勤や出向、仕事内容を踏まえると、実は将来的な不安も大きい
一方で、辛くても辞めない理由で一番上がってくるのは、安定性ですね。
銀行員は高給取りですからねー。
それなりに仕事をしていけば、
普通よりも相当給料はもらえます。
でもね…。
ここも落とし穴があるんです。
40歳くらいまでは絶好調に給料をもらえますが、40代には出向という制度が待っています。
30代で年収1000万円以上貰っても、
稼ぎ時の40代で年収700万円くらいになってしまう訳です。
世の中的にはそれでも高収入かもしれませんが、退職金も決して大きくありませんし、生涯年収で比べると同規模の事業会社に勤めていた方が実は得だったりするんですよね。
また、30代の働き盛りは馬車馬のように働かさせられます。
確かに給料は良いですけど、コスパという観点で本当に見合っているかは冷静に考えると怪しい。
おまけに、いつ転勤になるか分からないリスクを踏まえると、
果たして本当に安定していると言えるのだろうか・・・悩むと思います。
できる奴ほど自分の道を早めに決断している
そんな状況を総合的に考えると、
結構若くして転職する人は多いです。
特に、仕事ができる奴ほど早いうちにその判断をしています。
ファーストキャリアとして銀行員を選び、
そこで培ったスキルを基に、別業界でバリバリ活躍しています(‘ω’)ノ
僕の同期でいうと、「コイツ将来出世頭になるんだろうなー」と思ってた奴らはことごとく20代のうちに銀行を去っていきました。
たまの同期会では半分以上はもう転職済みなんですが、明らかに転職組側に優秀な人材は揃ってますね。
僕が銀行員を辞めた理由
「なんか偉そうに語ってっけど、てめーはどうなんだよ!」
と、そろそろ怒られそうなので、
ブロガーとして僕が銀行を辞めた理由についても赤裸々に語りたいと思います(‘ω’)ノ
もちろん会社に対しては、表立ってこんな話はしていません。笑
理由①:次に異動したい部署がなかったから
退職交渉をするときは、
「金融業ではなく、事業会社で実業をやりたいという気持ちが強くなりまして。」
なんていう理由で突き通しましたが、
本音としては、行きたい部署がなかったんですw
退職したのは銀行員8年目の頃で、
当時在籍していた部署にはもう3年以上が経過し、そろそろ異動のタイミングでした。
僕、こう見えても、結構成績優秀で、
上司からも可愛がられていたんです。
出世街道的には、まあまあ良い感じの歩みをしていたと思います。
そうするとですね・・・
ほぼ100%の確率で、激務部署に異動させらるんですよー(ーー;)!
過去の事例を見る限り、僕の部署でそこそこの成績をおさめてた先輩方は、
どんだけ希望を訴えようが、
- 商社や不動産業界の営業部、
- 不夜城的なプロダクト、
- 企画関係の部署
のいずれかに異動していました。
所謂「花形」部署で、エリート街道を突き進むことができますが、
そこでは、優秀な方々がバタバタと倒れていきます。。。
先輩方の顔を見てても覇気がなくて、活き活き感は皆無です。
元々興味のある仕事でモチベーションマックスで挑むならまだしも、
8年間でやりたい仕事は一通り従事してきた僕にとっては、惹かれるものが何もありませんでした。
また、銀行内で他に気になる仕事も見つかりませんでした。
「俺の留まるところじゃないから」
SO!そんなサクラップが耳に届いてきたんです。
理由②:これ以上、社畜として消耗するのが嫌だったから
そして、もう1つ大きな理由が、
「いつまで俺、社畜やってんだよ!」
という話です(‘ω’)ノ
元々誰かに指示されるのが大嫌いだった僕には、銀行の「お上が絶対!」的な思想が嫌でしょうがなかったです(-_-)
支店長になっても役員の目を気にしなきゃならんですよ?
大和田常務だって、頭取には頭が上がらないんですよ?
若いうちは「自分の成長のためだ」と思い
おとなしく我慢してきましたが、永遠には無理です。
いつかは独立しようという気持ちは、学生の頃から持っていました。
そんな折、上司の評価に納得いかない期がありまして・・・
ついに決意しました。
「こんな会社、辞めてやるよ!」
決意してからは、だいぶ気が楽になりましたね。
辞めるのが「もったいない」のでは?とも熟考して、結論を出した
ただ、僕も辞めるにあたっては慎重に考えました。
金融、主にファイナンス系の仕事は性に合っていましたし、もうすぐ1,000万プレイヤーかと思うとやはり「もったいない」という気持ちは当然ありました。
仲の良い先輩や同期とも、この辺りの議論は何度も何度もしていました。
もしかしたら、もっとピッタリな部署が、仕事が
この銀行内にもあるかもしれないー
なんてことも、しっかりと考え抜きました(*_*)
でもね・・・
人生は一度きり。
若手でいられる期間なんて、僅かしかないんです。
このまま敷かれたレールを険しい顔して突き進むより、多少リスクを取ってでも自分の道を切り開こうじゃないかと思い、転職に至りました(‘◇’)ゞ
銀行員を辞めてよかったと思うこと
その結果、決断から9か月後に、
僕は無事に転職を果たしました(‘ω’)ノ
年収は当時より3割くらい落ちましたが、全く悔いはありません!
銀行員を辞めてよかったことについて、以下、ちょっと具体的に語ります!
人間らしい生活を送れるようになった!
「そうですね・・・御社から転職した人も何人か知っていますが、皆、人間らしい生活に戻ったと話してますよ。」
転職エージェントとの最初の面談で、
こんなことを言われたのを鮮明に覚えています。笑
もちろん、彼らとしては転職支援をしてナンボなのでポジトークであることも確かなんですが…
今思うと、銀行員時代は確かに人間らしい生活を送れていなかったかもしれません(-_-)
銀行員を辞めてからは、
- 平日夜にジムにいく。
- デートを楽しむ。
- のんびり海外ドラマを観る
- コナンを全部読む
- 野球観戦に行く
- ライブに行く
なんていうプライベートを十分に堪能できるようになりました(^^♪
仕事面でも
- 自身を持って商品を勧める
- 目先の営業実績じゃなく、顧客満足を追求する
- ちゃんと1分単位で残業代が支給される
- 年休を全部使える(翌日の挨拶も不要!)
- 十分な意思疎通のある会議ができる
- 外回りのときはカフェで2時間サボる
という当たり前のことを当たり前にできるようになりました。
副業をする余裕ができた!
また、仕事は好きだけど社畜になりたくない僕は、「副業でいいから自分で事業をやってみたい!」という思いをずっと持っていました(=゚ω゚)ノ
しかし、銀行員自体にはほとんど活動できず。。
実は、銀行員時代にも「せどり」とか
少しチャレンジしてはいたんですけど・・・
時間以上に、肉体的・精神的疲労でゆとりがなく、全然続けられなかったんですよね(-_-)
「これ、まずは環境から変えないとダメだな」
そう思ってホワイト系の企業へ転職したんですが、これが大成功!
今では月100時間以上は平気で副業に時間を割いており、しっかり地に足をつけた活動ができています(‘◇’)ゞ
個人的にはこのメリットが桁違いに大きかったですね。
結果としては、30代半ばで、銀行の支店長よりも圧倒的に稼ぐことができました(‘ω’)ノ
仕事の幅が大きく広がった!
銀行に対してブーブー不満垂れ流しのマブネコさんですが、融資とか金融系の仕事って別に嫌いじゃなかったし、キツかったけどすごく成長できたと思ってます。
ただね・・・やっぱ銀行一本ってちょっと偏るんですよね。
銀行に残っていたら、それはそれで色々勉強はできたと思いますが、
別業界にいくと、視野めっちゃ広がります!
僕は今メーカーで営業企画の仕事をしていますが、有形商材のマーケティング、セールス手法に触れられたのは非常に刺激的でしたし、
所謂「使えない社員」さんのマネジメントという課題も、銀行では恐らくずっと先まで経験できなかったと思います。
ブログの世界では、webマーケティングの実務を色んな角度で勉強できました。
中小企業診断士の仕事では、コンサルのスキルだったり、全く異業種の方との連携だったり、
士業ビジネスについても貴重な経験が詰めています。
吸収力が高いのは、言うても若いうちだけ!
銀行員で培った礎のもと未経験分野に進出すると、マジでものすごく成長できます(^^)/
QOLが圧倒的に向上した!
総合的に見て、Quality Of Lifeは劇的に改善しました\(^o^)/
プライベートはしっかり嗜めていますし、疲労面のコストがとにかく減りました。
何より、物事を考える「余裕」が違います!
世の中「金」じゃないって、心から思いますね(=゚ω゚)ノ
まぁ年収的なところも、そこそこ貰える企業に転職できましたし、
副業の収入を入れたら、銀行員時代よりも圧倒的に稼げてます!
銀行員を辞めて後悔している奴は周りに誰もいない事実!
僕の周りには、銀行員を辞めた人が多数いますので
周りの生の声も紹介していきしょう!
年収ダウンに対して不満の声は一切聞こえてこない
アラサー以上で銀行から別業界に転職すると、
年収はダウンするケースが大半です。
- 事業会社
- 公務員
- 大学職員
- ベンチャー
- コンサル、シンクタンク
転職先はこんなところが多いですね。
年次にも拠りますが、2~3割の年収ダウンは普通です。
転職初年度は税負担もキツイです。
それでも口を揃えて皆言います。
「残業も増えたし給料も下がったけど、意味不明な命令を受けることがなくなって本当良かった」
「普通の社会人って、こういうことだってやっと分かったよ」
「仕事・・・楽やな!」
一方で、銀行をはじめ、金融業界内で動く人も結構います。
彼らは比較的、年収水準は変わらないことが多いです。
ただ、半年後にはもう辞めたがっている傾向が強いです。笑
転職先を吟味して選んでいる人が多い
損得勘定が得意な性質からか・・・
結構、皆しっかりと転職先の吟味はしていますね。
なぜなら、そのまま銀行に残れば相応の報酬が維持されます。
これを蹴る決断をするのは、
結構な勇気がいるんですよ((+_+))
年齢を積めば積むほど、「嫁ブロック」など家族からの理解を得るのも大変です。
だからこそ、転職先のことは徹底的に調べて、自分の生活を入念に想像して、決断に至ります。
行動する人ほど、忙しい中でも
本気を出して転職活動をやっています。
転職活動を通して、腹落ちして残留した奴もいる
転職活動の結果、居残りを決めた人も
少なからずいます。
たとえば、僕の親友の来生くんです。
彼は、僕と同じ時期に転職活動をしていまして、銀行と同じくらい条件が良く、パワハラ文化が皆無の某アセマネ会社から内定を勝ち取りました。
それもまた人生。
彼はその後、行内で希望通りの異動を勝ち取り、
今は楽しそうに働いています(‘ω’)ノ
【超重要!】辞めたくなってもすぐには辞められないのが現実
最後に「銀行を辞めたい」と願っているあなたに、すごく大事なことをお伝えします。
この事実を抑えているかどうかで、
その後の人生も大きく変わってくると思います。
転職活動は最低でも半年程度は覚悟する必要あり
上記をご欄いただいても分かると思いますが、転職はサラっとできるものではありません。
銀行を辞めるなら、それなりの覚悟と調査、自分との向き合いが必要です。
「あ、もう無理。明日辞めるわ。」
とは行かないのが現実です。
厳密に言えばできないことではありませんが、推奨しません。
前段で「後悔している人は周りにいない」と言いましたが、これは皆、真剣に活動をしたからこその結果です。
退職するデメリットがない訳では決してないのです。
また、面接にかかる期間、内定後の対応なども
そこそこ調整の時間がかかります。
最低でも半年。
できれば1年くらい。
納得のいく決断に至るには、そのくらいの期間が必要です。
銀行員は退職交渉も結構大変!
銀行員の転職は、転職先の内定が決まってからも困難は続きます。
退職交渉は、想像以上にヘビーです。
「俺、もう辞めっからよー(^^)/」
なんて、気楽に過ごせると思っていたら、大間違いです。
周りには大っぴらになかなか言えないし、
色んな人が引き止めにくるし、
大御所と対面で交渉せなあかんしと・・・
僕は2か月ほど結構病みましたね((+_+))
辞めてからも意外とつながりは続きますし、
大人ならきちんとした対応で退職しないといけない訳です。
“動き出しの早さ”がクソほど重要!
ー辞めたくてもすぐには辞められない。
そんな事実が目の前にありますが、
銀行員を辞めたいあなたが今できることは1つだけ。
「まず動き出すこと」です。
今から動いても、実際に環境が変わるのは早くて半年後ですが・・・
1年間何もしなかったら、実際に環境が変わるのは早くて1年半後です。
動いてみて結局何も変わらなくても、先ほどの来生くんのように意向が固まります。
まずは、
- 具体的な転職先を見る
- 転職の意向を誰かにアウトプットする
ということを始めてみると、少しずつふわっとした考えが固まってきます。
転職エージェントってどこがお勧め?
動き始めたときに足が止まりやすいのが、「どの転職エージェントを使うべきか?」という話です。
これに関しては、端的にいうと、
極論どこでもいいのかなと僕は思っています。
同じエージェントでも担当者毎で質の良し悪しも違いますので、
- 当たりならOK!
- 外れなら次!
という形で割り切っていけばいいと思います。笑
そして、自分の希望が明確になってきたら、
業界などを踏まえて後から調整すればいいんです。
1つだけ条件をつけるとすれば、エージェントはざっくばらんに「相談」ができる先が良いと思います。
専門家からの意見を聞くためというより、
自分の意向を整理するために「相談」できることは有効です。
人とあーだこーだ議論をする中で
結構自分が見えてきます。
そういう意味で固有名詞を1つ出すならば、
僕が使っていた「リクルートエージェント」をお勧めします。
活動当初に1時間じっくり面談したところ、
希望の求人を分かりやすく提示してくれました。
その後も業界、案件の提案を定期的にくれましたし、退職交渉も含めて色々と相談に乗ってもらいましたね。
絶対お勧め!
…とまでは言いませんが、
業界も幅広いので、スタートを切るには良いエージェントかと思います。
まとめ
以上、「銀行員を辞めてよかったと思う僕が、銀行員を辞めたいと願うあなたに伝えたいこと」でした!
全員が全員、辞めるべきとは思わないけど、転職者のほぼ全員が満足しているのは現実です。笑
- 「辞めたい」気持ち
- 何が正解が分からない気持ち
があるのならば、是非トコトン向き合っていきましょう(‘ω’)ノ
忙しい中でもしっかりと前に進むことがやはり大事です。
その結果、残留することになっても、
決して無駄な時間とはならないと思います。
「緊急ではないけど、重要なこと」とは、まさにこのことですね。